九州地区の公務員試験の実態はどんな感じですか?
九州地区の公務員試験の現状は年々難化傾向にあるのが実情です。特に県庁・政令指定都市(市役所)では採用人数の削減も大きく影響しており、受験生は苦戦しています。国家公務員に関しては全国的にみても九州地区はハイレベルと言えるでしょう。国家公務員U種試験の合格最低点も全国と比較しても高水準にあります。まずはしっかりと対策を講じ確実に一次試験を突破することが最優先です。
論文(教養論文・専門論文)が不安なのですが…
多くの受験生が頭を悩ませているのが論文試験です。論文は自己流の書き方で何本も書いてもなかなか成長が実感できません。論文はまず論文の基本となる形式をインプットし、後は自分で実際書いてみて他の人に客観的に見てもらうことが習得への近道です。さらに、自治体ごとの実情を記述することにより、オリジナリティ溢れる論文になります。
近年の公務員試験は二次試験重視の傾向にあり面接試験は大きなウェイトを占めています。しかし、多くの受験生は面接の経験がない方がほとんどですので、非常に不安に感じていらっしゃると思います。面接試験は場数を踏み、適切なアドバイスを受けることによって誰でも克服することができます。合格するためには、しっかりとした面接カードの作成と模擬面接等の実践練習が必要不可欠と言えるでしょう。
受験生の中には就職活動と並行して、公務員試験の勉強をする人もいます。しかし、多くの受験生はどちらとも中途半端になってしまうのが実情です。近年公務員試験の競争率は高く、1〜2年の準備を経て試験に臨む受験生も珍しくありません。このような受験生と互角に渡り合うためには、公務員に絞って集中して勉強に取り組む方が望ましいと思います。
公務員受験生の大半が苦手にしている科目として一般知能(判断推理・数的推理・資料解釈)があります。この科目は、勉強したらすぐに点数が伸びるというものではなく、毎日コツコツと勉強を積み重ねることによって、ある時期を境に急激に伸びる科目です。一般知能克服のためには、点数が伸びなくても諦めずに毎日1問でも解くという姿勢が大事です。
国税専門官は最終合格=採用内定ではなく、最終合格後、各地域を管轄する12箇所の国税局(沖縄は沖縄税務署)ごとに採用されます。しかし、最終合格した人全員が希望の国税局に採用されるのではなく、最終席次(順位)の高い人から順番に採用されます。そのため、希望の国税局に採用されるためにはより高い席次で合格する必要があります。
近年、公務員試験の就職浪人をする受験生も珍しくなく、多くの既卒の方が内定を獲得しています。この点からも、各官庁は新卒・既卒問わず優秀な人材を求めていると思われます。
現役生・浪人生などさまざまな受験生がいますので一概には言えませんが、多くの合格者は1日10時間以上勉強しています。
公務員試験の専門科目に法律や経済があるため法・経済学部の人の方が比較的馴染みやすい面はありますが、過去の受験生の中には文学部・教育学部・工学部・農学部の方でも最終合格されています。講義をしっかりと理解し、努力を怠らなければ学部は関係ありません。
受験する職種によってボーダーラインは異なりますが、概ね7割程度だと言われています。教養・専門に分けて考えますと、教養6割強、専門7割強程度取る必要があります。また、ほとんどの職種で専門科目に傾斜配点(国U:2倍、国税:1.5倍)が課せられていますので、専門科目で高得点を取ることによってより優位に進めることができます。
国家U種試験において専門科目は8科目40題選択制となっています。しかし、年によって急激に難しくなった問題や新傾向の問題などありますので8科目しか準備しないのは非常に危険です。多くの合格者は予想外の事態に備えて、8科目+2科目程度準備をします。これによって、リスクを回避し、当日の問題によって柔軟に対応することが出来ます。
国家U種試験では、1次試験合格後、人事院が行う2次試験(人事院面接)と並行して各官庁が個別に面接等を行う官庁訪問を行わなければなりません。この2次試験合格+各官庁の内々定を得ることでようやく採用されることになります。